



コンセプト
1.子どもの問題解決能力を育てる「参加型学習」
当会の子ども向けプログラムは全て参加型学習(ワークショップ)です。ワークショップとは、講師が一方的に教えるのではなく、子どもが主体となって、頭だけでなく五感を働かせて自ら学ぶ機会をつくるものです。
大人も子どもも皆、自分の生き方を自分で決めるために、情報や方法を知る権利があります。知識を持てば不安が和らぎ、情報を集めれば自信を持って自分の行動を選択することができるようになります。子どもは無力で弱い存在ではありません。子どもが本来持っている生きる力を引き出せるよう働きかければ(エンパワメント)、子どもは自分の力で自分たちの問題を解決することができると気づき、子ども同士が助け合うこともできるようになります。
2.問題の深刻化を防ぐ「予防教育」
当会のプログラムは、問題が深刻化する前の予防を目的としています。子どもの連れ去り事件、いじめ、ドラッグなど、子どもを取り巻く問題はいろいろありますが、どの問題も深刻化してからでは解決が困難になるばかりではなく、傷ついた子どもの心は簡単に癒えることはありません。
一方で、子どもひろばでは、いたずらに危機感を煽ったり、インパクトだけを追い求めたプログラムは開発しません。危機感やインパクトは多くのメディアにあふれています。しかしそれで問題が改善されたことはあったでしょうか?脅しや禁止だけでは学習や教育とは言えません。特に思春期以降は、大人への反抗心がありますので、大人の思惑通りに行動するほど単純ではありません。長期的な予防効果は、子どもが自分自身のこととして問題を実感し、様々な角度から考えたり、大切なことに気づくことで得られるのではないでしょうか。
3.市民と市民が学び合う場をつくる「市民共同学習」
今の子どもを取り巻く問題は複雑で、学校や専門家の力だけでは解決できません。市民一人一人の経験や知恵をあわせて、子どもが安心して過ごせる地域づくりに取り組んでいくことが必要です。当会では、子どもの様々な問題について学ぶための大人向け講座(PTA研修、公民館講座など)にも力を入れています。地域の人と人をつなぎ、子ども達のために何ができるか考える場を提供します。
また、少子化・核家族化が進み、地域のつながりも希薄になるなか、今の子どもたちは家族や先生以外の大人と触れ合う機会が減っています。当会の参加型学習は、子どもと大人が交流し共に成長する場という側面もあります。特に、若者ボランティアの存在は子どもに親近感を与え、ワークショップを安心して自由に発言できる場にすることに大きな役割を果たしています。子どもと若者が身近な問題について一緒に考え、互いに刺激し合うことで、子どもの生きる力を育てるとともに、若者の力を生かした社会づくりに取り組みます。
お問い合わせ・お申し込み先
TEL・FAX: 042-569-8107
メール: kodomohiroba@yahoo.co.jp(@は半角に直してください)
講師料(1回あたり)
対象 | 講師料 | 交通費 |
---|---|---|
子ども向け | 18,000円 (クラス合同 1クラス+9,000円) |
東京都 6,000円 (東京都周辺地域は実質+α) |
大人向け | 28,000円 | |
親子合同 (親子の安全トレーニング) |
23,000円 | |
教員向け | 30,000円 (30人まで) 60,000円 (60人まで) |
プログラムの種類
ワークショップ(出前授業)、保護者向け講座のメニューには以下のものがあります。
「CAP(子どもの暴力防止教育教育)」を除いて、全て当会のオリジナルプログラムです。
プログラム名をクリックすると、詳細がご覧いただけます。
いじめ防止と子どもの安全を守るワークショップ出前授業 | |
CEP親子の安全トレーニング | 年長児~ / 保護者 |
![]() |
通学路の子どもの連れ去り被害を防止
自分で身を守るロールプレイ 保護者向け講座は、安全な社会への関心と事件等の背景など |
CEP子どもの安全トレーニング | 学童クラブ |
![]() |
通学路の子どもの連れ去り被害を防止
自分で身を守るロールプレイ |
子ども同士のいじめの具体的な対応のロールプレイ | |
CEPいじめをやめようワークショップ | 小学校低学年~ |
いじめがなぜいけない気づく
自分のきもちを表現する、友だちと助け合うロールプレイ |
|
CAP「子どもの暴力防止教育」 | 小学校中学年~ |
![]() |
暴力から身を守る、友だちと助け合う
大人に相談するロールプレイ |
CEPいじめと人権ワークショップ | 小学校高学年~中学生 |
![]() |
いじめとけんか、犯罪、差別意識、ストレス、人権、自殺などについて考える |